太陽の竜と闇の青年
ずっと、こうしていたかったが、そういう訳にもいかなかった。


「皆に報告してこよう」


俺がベットから降りようとしたとき、足に何かがぶつかった。


それを触ってみると……。


「杖……?」


俺がそうつぶやくのが聞こえたのか、ルウが驚いた顔をして杖をとった。


「あった……。よかったぁ……」


そして、その杖を大事そうに握りしめた。


「その杖、どうしたんだ?」


俺がたずねるとルウは微笑を浮かべた。


「んーん。何でもないよ?」


少しだけ違和感があったがとりあえず今は皆に報告することを優先にした。


俺が部屋からでていこうとしたとき、ルウは側にあったお菓子に手を伸ばしていた。


やっぱり、腹は減っているんだな。


俺はそう思いながら部屋からでた。
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