太陽の竜と闇の青年
私たちは手合わせをしたあと、ビッショリと濡れた服を洗うのと汗臭さをどうにかするために部屋へと帰った。


帰る途中、壱もフウも白虎も服を脱ごうとするから大変だった。


乙女の前でそんなことしたらいけないのにねー。


「ぷひゃぁー。サクラー。疲れたぁー!お風呂はいる!」


私が元気よくサクラを呼ぶとサクラはすぐにでてきて、お風呂ですね、と笑って準備を始めてくれた。


「サクラみたいな侍従がいてよかったよー」


と、私がいうとサクラは明るく笑った。


「姫様、わたくしはこっちですよ。そっちに向いてどうするんですか。それとも何かあったんですか?」


ヤッバ……。


2回目のミス。


あと3日あれば慣れるんだけど…………。


さすがに一日では難しいなぁ……。


「ちょっと綺麗な蝶がいたからさ気になっちゃって」


サクラはフフッと笑った。


「そうですか。今は夏ですから綺麗な蝶が姿をみせる時期ですからね」


私はサクラに曖昧な表情を浮かべた。


そんなこともしらずに、サクラは入りましたよ、と言ってお風呂を進めてくれた。
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