太陽の竜と闇の青年
「當間は俺を殺そうとしてきたんだ!」


マランの言葉に私たちはピクリと耳を動かした。


「「こ、殺しかけたぁぁぁぁ!?」」


こくり、とマランはすぐにうなずいた。


「俺はなぁ當間が怖くて怖くて仕方がないんだ!!毎晩毎晩殺されないかと眠れる日がなかったぞ!!」


壱が首を傾げた。


「親父は暗殺者をしていたのか?」


マランはそれにもすぐにうなずいた。


「あぁ!今は王様だがな昔は暗殺者をしていたぞ。そうだな、丁度お前と同じぐらいの歳でやっていたぞ。あの時の當間はすっげぇ怖かった。ハランやサラよりも怖かった。もう悪だ。アイツの目は死んでいた。だけどあいつも運命の奴に出会ったんだろうなぁ…。性格が豹変したぜ。しかも暗殺者として生きるといいながら、弟に王位を継いだはずなのに自分が王になっちまってよ」


なんだか壱に似てる……。


もしかしたら壱も和国の王になるのかな……?


そのとき隣にいる王女が気になって仕方がなかった。


「にしても、お前が當間の子供なぁ……。くっそぉ!!家族そろってイケメンになりやがってよぉ!!!」


ターラはそういいながら自分の家の扉を開けた。


そして中を見た瞬間、


「お、お前等誰だぁぁぁ!!」


と、大人げなく叫んだ。
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