太陽の竜と闇の青年
俺がそう思ったときトントンと肩をたたかれた。


俺が後ろを振り向いたときドクンッと心臓が跳ね上がった。


「君にとってきっと僕は必要な存在だろう?」


誰かの声がした。


まだ……幼い声だ。


「僕と契約しようよ。そうしたら、僕を自由に操ってもいい。僕は便利だよ。ただの人形(マリオネット)でもあるし過去未来、すべてをみれる時のシャーマンでもあるんだ。ねぇ?君はみたい過去があるんだろう?それをみさせてあげるから僕と契約をしようよ」


俺の体に入り込んでいるっつーのによく言うよ。


俺は一人で微笑を浮かべた。


「契約すれば俺の命は短くなるのか?」


「あははは!そんな事はしないよ。僕はただ主人(マスター)を探しているだけさ。ねぇ?いいでしょう?まぁ、ダメっていっても、なってもらうけどね」


その瞬間、ドクンッドクンッとさきほどよりも激しく心臓が鳴った。


息苦しい。


息づかいが荒くなる。


「君のみたい過去はこれだろう?」


幼い声が消えたとともに俺の頭の中に流れ込んでくる映像がある。


これは………………。


――――――――――ルウとフウの過去だ。
< 448 / 824 >

この作品をシェア

pagetop