太陽の竜と闇の青年
次の日、私たちは塔の下見に来ていた。


朝、目を覚ましたときタタラとアカツキはいなくなっていた。


「近くに来てみれば大きいものだねぇ……」


私はどっひゃぁーと上を見上げた。


「この塔にシャーマンキングがいるんだねぇー。ところでさぁ、シャーマンキングって何のシャーマン持ってるんだっけー?」


フウがマランをつついて聞くと、マランは首をコキコキとならした。


「さぁなぁ……。俺も詳しいことはよくわからねぇんだよな。だけど、これはあくまでも俺の勘だが、チェンヂがいると思う」


チェンヂ?


私たちは一斉に首を傾げた。


「マラン、そのチェンヂって何だ?」


故が人魂になってでてきた。


マランは少しだけ顔を怖くして私たちをみた。


「チェンヂっつーのはな、昔の伝説に残るシャーマンだよ。最悪最強のシャーマンさ。火、水、土、木、風すべてを操れる変化するシャーマンっつーわけさ。力だけじゃない能力も万能なわけ。チェンヂに勝つためには、ルウのマーダーフィーンド以外の力も必要になるぞ」


マランが私を指さした。


「タタラとアカツキにマーダーフィーンドは勝てたが、今回はどうかわからないぞ。チェンヂはシャーマンの王。マーダーフィーンドも殺されるかもしれないのだからな」


私の心臓がドクンッと脈打った。


あぁ……。


多分、フィンドがキレてるんだろうな。


私は苦笑いを浮かべてマランに言った。


「じゃぁ、どうすればいいの?」


マランは私の言葉にニヤリと笑った。


「そりゃぁもちろん……」
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