太陽の竜と闇の青年
フィンドはブツブツ文句をいいながら元の位置へ戻った。


「……ヒドラは……ヒドラの父親も大罪を犯した王者だった。だから、ヒドラは愛というものを探していたんだ。自分が死ぬまでに最高の愛を手に入れたいといっていた。笑ったということはきっとそれが叶ったのだろう。たとえ、子供の顔がみれなくても」


本当の父親の父も大罪を犯した人……?


「あぁ。ヒドラの親っつーと、ジャックのことだろ?アイツ、結局本名教えてくれなかったな」


私はフィンドをつついた。


「そのジャックっていう人は何をしたの?」


白虎は大きく手を広げた。


「ジャックはこの世界の海を支配した[大海賊]ですよ」


私は驚いて地図をみてしまった。


地上よりも遙かに大きい海を支配した王者。


大海賊……。


でも、大海賊って……。

「海賊って昔は悪者だったんじゃないの?」


私の質問にフィンドはうなずく。
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