太陽の竜と闇の青年
”ルウ。あなたは私なのです。いつか、私は自分の体を取り戻してみせます ”


ジャリスの声が聞こえた。


私は思わず声をあげた。


「私の体は私のものだ!!あんたのものでもない!」


そのとき、ピシッと壁にヒビが入った。


「うぇっ!?」


私がビクビクしていると、ジャリスがふふふと笑った。


”その力がでるのだったら十分です。貴方の体はもう私の者。貴方はどうせ死に逝く運命なのですから ”


「あぁ!もう!うるさいなぁ!!!」


私はダンッと壁を殴った。


ジャリスはふふふと笑って消えていった。


耳鳴りが止まる合図だったかのように。

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