太陽の竜と闇の青年
……。


「腰が痛い」


私がうあーと寝台に寝たまま腰をおさえると、壱が私の顔をみた。


「そりゃ、昨日あんなことしたからな」


……。


思い出したら恥ずかしくなってきた。


真っ赤になっていく私を楽しそうな目でみた壱は、座ったまま私の顔に自分の顔を近づけた。


「何真っ赤になってるんだ?」


……意地悪!!


この人、かなり意地悪!!


「だだだだって、壱があんなことっていうから……」


すると、壱はニヤァーっと笑った。


ま、まさか……!!


「あんなことって?」


ひっかかった……。


壱はニヤニヤしながら私をみる。


この人最悪だ……。


「と、とにかく!壱、服着なよ」


壱は上半身裸だった。


上半身なら見慣れている。


それにしても……。


きれいな腹筋だなぁ。


細い身体のくせに筋肉はしっかりとついているし、かといってムキムキというわけでもない。


うん、丁度いい筋肉のつきかただ。


それに腹筋はきれいに割れていた。


と、壱と目があった。


壱は少しだけ身動きをとるのをやめたけど、服を着ながら私に話しかけてくれた。


「何?見とれてた?」


図星だけど何かムカつく!


「違います!」


壱は小さくため息をついた。


「意地を張ったって意味ねぇよ」


うっ……。


確かにそれはそうだけど。


でも……。


そのまま、はい、そうですなんていえないし……。
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