愛いっぱいCHU


うわっ!!

「先生だ!!」

なに!?

妄想した甲斐があったの!?

え!?・・・ってゆうか、信じらんない!なにこのタイミング。


「う、わーーー」

私は散々びっくりした後、少し落ち着きを取り戻して封筒を開けた。


「ん?」

先生らしい何の飾り気もない白い封筒からなにやら落ちていった。

私はそれを手に取ってみた。


「・・・学業・・成就・・・」

お守り・・・?

・・・お守りだ・・。

しかも淡いピンク色だし・・。やたらカワイイし!

ダイヤの時も思ったけど、どんな顔して買ったんだろう、こんなカワイイ柄のお守り!


・・・しかも、封筒の中身、これしかはいってないし!




・・・もう!先生ってば・・・。


・・ありがと・・。


私は常に肌身離さずつけているピンキーリングのネックレスとさっき先生から届いたばかりのカワイイお守りを手に、改めて気合いを入れ直した。


不思議とさっきまでの不安が嘘のように消えていく・・。

たったこれだけの小さな贈り物が、ものすごく大きな支えになる。





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