誘惑のクラン(血族)
碧羽はそのジュースから優真の血の匂いを嗅ぎとった。


どういうことなんだ?


碧羽は優真を見ると、視線がぶつかる。


『あとで説明する』


優真の思念が送られてきた。


碧羽は軽く頷くと、淹れたてのコーヒーに手を伸ばした。


璃子は優真に勧められたグレープジュースのグラスに手を伸ばす。


本当に美味しそう。


一口飲むと、優真の言う通り美味しくて、ゴクゴクと飲んでしまう。


無意識のうちに飲み干してしまった。


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