誘惑のクラン(血族)
「仕事の話って、長いのかな? 璃子、ビリヤードやる? それとも違うことする?」


美菜は壁際に立てかけてあったキューを手にした。


「ううん、ビリヤードでいいよ」


苦手なビリヤードも、今日はうまくできるような気がする。


美菜は珍しいなと思いつつ、もう一本のキューを手にし璃子に渡した。


******


「兄さん、どう言うことなんだ?」


璃子と美菜がいなくなると、碧羽は口を開いた。



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