未来からのおくりもの(仮)



けれど、今この目の前にある調理室と違う所がひとつ。


調理室に足を踏み入れ、その場所へと向かった。



「お前さぁ、さっきから何がしたいんだよ?」



あたしに続いて調理室に入ってきた由良を振り返った。



「この黒板、春休み中に変わった?」


「はあ? んなの知らねーよ。 どうでもよくね?」



面倒くさそうに答える由良にスマホの写真を見せ、



「だってこの時はホワイトボードだったもん!!」



思わず叫んだ。



「てか何これ? カメラ? 薄くね?」


「…え?」



写真よりもスマホに食いついた由良は物珍しそうな顔であたしからスマホを奪う。

ひっくりがえしたり横にして薄さを見ては「へぇ」と頷きながら目を瞬かせた。



「ちょ、返して!」



これまで取られたら最悪っ!!

そう思って素早く由良の手からスマホを抜き取って慌ててポケットにしまった。


それより何? この人スマホ知らないの??


いや、まさかね…。そんなわけないでしょ。

こんなの今じゃ普通にみんな持ってるし。


変な奴。



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