未来からのおくりもの(仮)
「ぁあ…ったく!! 結局何なんだよテメェは! めんどくせえ! 吐けや!」
痺れを切らしたのか、由良は立ち上がって大きな声で怒鳴りつける。
それにビクッと肩を揺らしたあたしはもうそれに対して反論する気力さえ持ち合わせていなかった。
「……かんない」
「ぁあ!?」
「……帰りたい…」
膝を折って両手で抱え込み、そこに顔を埋めても溢れ出てくる涙を抑えることもできない。
なんで、こんな事になっちゃったの?
一体あたしはどうしちゃったの?
今朝の記憶までは確かにここにあるのに。
耳鳴りがして教室から出た時?
廊下で倒れたあたしはそれからどうなったの?
次から次へと疑問は浮かぶのに、何一つ答えが見つからない。
漏れ出る嗚咽が喉を引きつらせてすごく息苦しい。
シンと静まり返る教室には、しばらくあたしのすすり泣く声だけが響いた。