ふわふわのシフォンケーキ

「可愛いですよ、美幸様。」

「か、可愛くなんかないっ。それに変態ロリコンゆうたに言われても嬉しくないっ」

そう言って立ち上がるとスタスタと短いツインテールを右へ左へ揺らしながら部屋を出ていく美幸様。

「全く、素直じゃないですね。」

まぁ、素直じゃない美幸様を好きになってしまったのは私なんですけどね。

いつか、この想いが美幸様に伝わったならば、一体どんな反応をしてくださるのでしょうか。

いつか、貴女に初恋の相手が出来てしまった時、それは私ですか・・・・・・? それとも・・・・・・



違う男性ですか?







ダイニングで丸テーブルをみんなで囲んで食事をする。

「わーっ、みゆのツインテだぁ!」

かわいいなーっ、と千春が美幸様の髪を触る。

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