Cotton Candy【ベリカ限定】
「暑っ……。いつものとこ、座ろうぜ!」


先に屋上に出た雅は、空を見上げながら言って振り返った。


あたしは小さく頷いて、彼の後を歩いた。


変なの……


さっきは重く感じた足が、今は嘘みたいに軽い。


嫌いな夏の陽射しも、何故か嫌じゃない。


さっきと同じ場所なのに、今はすごく居心地がいい。


ジリジリと照り付ける太陽のせいで、暑くて堪らないけど…


今なら、それも我慢出来そうな気がしていた。


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