Cotton Candy【ベリカ限定】
「あたしはイイ……。もう帰るから……」


あたしの声が小さくて、二人には聞こえなかったみたい。


「えっ!?何!?」


美奈子は、小首を傾げた。


「あたし、帰るっ!!」


爆音に声を掻き消されないように、今度は大きな声で言った。


「わかった!」


「じゃあ、また学校でね♪」


美奈子が頷くと、加世も笑顔で言って、二人は人混みの中に戻って行った。


二人の姿が人混みに隠れたのを確認した後、バッグを持った。


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