Cotton Candy【ベリカ限定】
「ほら、行くぞ!俺からはぐれんなよ!」


雅は言うと、人混みに向かって歩き始めた。


全身の血液が、沸騰したみたいに熱い。


どうして雅は、こっちが恥ずかしくなるような台詞をサラリと言えるんだろう…。


彼といると、いつものあたしのペースを崩されて調子が狂ってしまう。


「姫華!行くぞ!」


さっきの雅の言葉に、動揺していたからなのかもしれないけど…


あたしは黙ったまま、彼の元にゆっくりと歩き出した。


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