Cotton Candy【ベリカ限定】
あたし達は隣に並んで、微妙な距離を保ったまま屋台が並ぶ道をゆっくりと歩いた。


だけど…


お互いに何も話さなくて、沈黙が続いていた。


お祭りに来ている人達は楽しそうに笑っていて、まるであたし達だけが別の世界にいるような気がした。


それが気まずくて、胸の奥が締め付けられるように苦しかった。


時々、人混みに飲み込まれそうになりながら、神社の入口近くまで来た時…


綿菓子の屋台に気付いたあたしは、ふと立ち止まった。


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