Cotton Candy【ベリカ限定】
雅の笑顔が眩しくて、あたしの胸の奥を締め付ける。


何でそういう事言うの……?


訊きたいけど、訊くのが恐い。


あたしは少しずつ膨らんでいく綿菓子に視線を遣って、眉を寄せながらゆっくりと口を開いた。


「バカみたい……。いい加減な事言って、からかわないで……」


「いい加減じゃねぇよ!」


「え……?」


力強く否定した雅を、思わず見上げた。


あたしの視線の先にいる彼は、いつになく真剣な表情をしていた。


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