Cotton Candy【ベリカ限定】
あたしも空を見上げると、どんよりと曇った夜空が広がっていた。


ついさっきまでは綺麗な夜空に黄金(コガネ)色の満月が見えていたのに、今は雲に隠れてぼんやりとしか見えない。


そんな中、あたしの頬に冷たい雫がポツリと当たった。


「急ぐか……。姫華、走れる?」


「うん……」


雅に言われて、頷いた直後…


「嘘……」


まるで、蛇口を強く捻った時のシャワーのような勢いで、雨がザーザーと降り出した。


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