Cotton Candy【ベリカ限定】
「姫華、走るぞっ!!」


雅は言うと、あたしの手首を掴んで走り出した。


「ちょっ……!雅!」


「急げっ!!せっかくの浴衣が濡れるだろっ!!」


雅に手首を掴まれたままのあたしは、彼に引っ張られていて…


とにかく、走るしか無かった。


「雅!どうせビショビショだし、もうイイよ!」


「姫華、あのバス停まで走れ!あそこなら、雨宿り出来る!」


雅は、少し先にあるバス停のベンチを指差した。


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