Cotton Candy【ベリカ限定】
雅の傍にいられる事が、あたしの幸せ。


だけど、彼の近くにいると、切なさが込み上げて来る。


「雅……」


「どうした?」


雅に優しい笑顔で訊かれて、泣いてしまいそうになった。


「何でもない……」


あたしは、裸のままの彼の胸元に額をくっ付けた。


「姫華?疲れた?」


「ううん……」


「じゃあ、もう一回するか?」


悪戯っ子みたいな笑顔で訊いた雅に、あたしも笑顔で頷いた。


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