Cotton Candy【ベリカ限定】
「大翔、痛い……」


あたしが小さく訴えると、大翔は無言のまま歩き始めた。


「痛いってば……」


大翔に掴まれたままの腕が痛くて、引っ込めようとしたけど…


力では敵(カナ)わなくて、彼の手を振り解く事が出来ない。


あたしは痛みを堪えて、大翔に付いて行くしか無かった。


彼に引っ張られるままに大通りから路地を抜け、住宅街を歩いた。


そして、少し古そうなアパートの一階の一室の前で、大翔が立ち止まった。


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