Cotton Candy【ベリカ限定】
ひんやりとした空気が充満している廊下を、足早に歩いた。


思わず、寒さに首を竦めてしまう。


屋上はもっと寒そう……


不意に、そんな事が頭を過ぎった。


雅と別れてから、一度も屋上に行っていない。


理由は、雅に会いたくないって言うのはもちろんだけど…


彼との思い出が詰まった屋上に、足を向ける勇気が無かったから…。


階段を降りたあたしは、ため息を零しながら角を曲がった。


その瞬間、誰かとぶつかった。


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