ねこ と うさぎ と くま のものがたり (完)
おれはみぃちゃんの膝の上で丸くなる。
ゴロゴロゴロ、と喉を鳴らす。
みぃちゃんの横には、少し距離を置いてシノダが座る。
みぃちゃんはずっと嬉しそうな顔で、シノダに話し掛けていた。
シノダはそんなみぃちゃんを優しい顔で見つめる。
………なんか悔しい。
でも、おれはみぃちゃんにこうやって触ってもらえるんだ。
羨ましいだろ!?
「あ、センパイ、少し待っててもらってもいいですか?」
「あぁ」
みぃちゃんはおれをベッドの上に乗せ、部屋から出ていく。