ねこ と うさぎ と くま のものがたり (完)
 


おれはみぃちゃんの膝の上で丸くなる。



ゴロゴロゴロ、と喉を鳴らす。



みぃちゃんの横には、少し距離を置いてシノダが座る。



みぃちゃんはずっと嬉しそうな顔で、シノダに話し掛けていた。



シノダはそんなみぃちゃんを優しい顔で見つめる。



………なんか悔しい。



でも、おれはみぃちゃんにこうやって触ってもらえるんだ。



羨ましいだろ!?



「あ、センパイ、少し待っててもらってもいいですか?」



「あぁ」



みぃちゃんはおれをベッドの上に乗せ、部屋から出ていく。


 
< 7 / 23 >

この作品をシェア

pagetop