指先から、愛





「君が好きだから手を出している。当たり前だろう」

「うそよ!」
「うそじゃないよ」



 爪まで整えられた指先で、私の顎を捉える彼。



「素直じゃない君から、どうしても私が好きだという言葉が聞きたくてね。言わずにいた」

「意地悪ね。ズルイ男」

「なんとでも」



 ニヤリと笑う口が、私の唇と心に食らいついた。




 FIN
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:42

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
  • 書籍化作品
[原題]モトカレ弁護士の求婚から逃げられない!~似た者父子はママを離しません~

総文字数/105,472

恋愛(純愛)224ページ

表紙を見る
スパダリな夫はケダモノな本性を隠せない

総文字数/28,227

恋愛(純愛)61ページ

表紙を見る
アオハルの続きは、大人のキスから

総文字数/68,783

恋愛(純愛)120ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop