チョコレートトラップ
「だから、

 それは誤解だから……」


上半身をゆっくりと起き上げながら、

今度は強く声を張ってみる。


でもそんな私の言葉なんて、

今のウソタには

届いていないみたい。


ただ、影を落としていた目を

瞬時ににっこりとさせて、

やけに明るい声で語り始めた。


「俺、勝手に磯貝には

 ヒロと話すことすら

 出来ねーと思い込んでた。

 100パーセント

 出来ねーことなんて、

 ないんだよな。

 それにさ、ヒロが

 今まで隠し続けてきた姿を、

 磯貝は意図も簡単に

 みんなの前で

 さらけださせてしまうんだ。

 それくらいヒロの心を

 開けさせたなんて、

 磯貝はやっぱスゲーや」








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