Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



さてホテルを出て来たはいいけど…


この辺って散歩するのって何処へ行けばいいんだろ?


どうみても街のど真ん中よね。


あまり遠くへは行けないし。


「ママ、ひといっぱいだね」


「そうね」


京都駅だから旅行者や仕事に行く人達がたくさんいる。


駅の案内板をチェックして


あ、わりと近くにお寺がある。


ここなら歩けるよね。


陽菜の手を引いて京都タワーの前を通り越してずんずん歩く。


「陽菜、大丈夫?歩ける?」


「うん」


歩くこと数分。


やっと本願寺が見えて来た。


「わぁ~おおきいね~」


「本当に大きいね」


さすが総本山。


中に入り


「あ、はとがいる~」


陽菜が走って行く。


「転けないようにね」


「はぁ~い」


だけど朝早くからみんなお参りに来てるのね。


あ、私達みたいな散歩や観光客も多いみたい。


確かに一歩入っただけで車の喧騒から逃れられ静かな空気に包まれているような。


やっぱりお寺だからかしらね。


「ママ~」


「は~い」


陽菜は元気よく走り回ってる。


小さい子は本当に体力あるわね。


羨ましい。


ってまだ若いつもりなんだけど私。


RuRuRuRu


「はい、恭介さん」


起きたのね。


「今から帰ります。涼は?」


涼はまだ眠っているらしい。


相変わらずお寝坊さんだわ。


「陽菜、帰るわよ。パパ起きたって。 帰って朝御飯食べようね。陽菜もお腹空いてるでしょう?」


朝御飯と聞いて


「うん。ひなおなかペコリなの。ママかえろ」


私の手を引いてさっさと歩き出す。


やっぱり…食いしん坊さんだわ。




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