Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「はい、奥様どうぞ」
恭介さんがヴァイオレットフィズを私の前に。
「ありがとうございます」
カクテルグラスを手にして
「乾杯しましょう」
「ん?」
「バレンタインデーだから」
「あぁ、そうだな。じゃあ乾杯」
二人グラスをちょっとだけ掲げて
「乾杯」
一口啜って
「うん、おいしい」
「当たり前だ。俺が奥様の為に精魂込めて作ったんだからな」
「フフフ…感謝しながら味合わないといけないですね」
暫く二人飲んでいる。
無理に喋らなくてもお互い通じ合ってるような穏やかな時間。
いつもは賑やかなこのリビングが静か。
こんな一時(ヒトトキ)もいいわね。