Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「なぁ」
「はい?」
「さっき、お前言っただろ」
「……」
「趣味は俺だって」
「えっ?え、えぇ」
そっと引き寄せて
「俺を誘惑したのか?」
「は、はぁ?」
なんで今更恭介さんを誘惑しなきゃいけないんですか?
「違うのか?」
耳元で囁かないで下さい。
耳朶噛まないで下さい。
「じゃあ俺から誘惑するかな」
「えっ?ち、ちょっと」
「今日はバレンタインデーだから昼にも言ったようにお前を喰うから」
耳朶を噛んでいた唇が首筋を辿っている。
「き、恭介さん…」
「誘惑する為にヴァイオレットフィズも作ったし」
いつの間にか恭介さんの手がセーターの裾から入り込んで…
「志織」
「……」
「喰っていい?」
耳に息を吹き掛けないで!
「ん?」
「わ、私に選択権あるんですか?」
「いや、残念ながらない」
「じゃあなんで聞くんですか?」
「ん?俺は紳士だから」
どこが紳士なのよ?