Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「涼に可哀想なことしちまったな」
「恭介さん」
恭介さんの手を握り
「大丈夫ですよ、涼は。分かってくれます。何たって恭介さんと私の息子ですから」
「フッ そうだな」
私の手を握りしめ
「晩飯が済んだら帰っていいぞ」
「えっ?」
恭介さんが眠るまで、ギリギリまでいなくちゃ怒られるかと思ってたんだけど…
やっぱり涼のことは気になるのね。
「はい、分かりました」
「何か嬉しそうだな」
「えっ?」
何がですか?
「そんなに早く帰りたいのか?」
「……」
はぁ~
何でそうなるのよ。
片眉上がってるし。
「そんなことありませんよ」
キスしようとしたら
コンコン
あっ!
「チッ!」
舌打ちしてる。
「お食事ですよ」
看護師さんが夕食を運んでくれた。
「ありがとうございます」
恭介さんを起こして
「食べましょう」
蓋を開けると
「お粥か」
「仕方ないですよ。朝昼と食べてないんですから」
スプーンを渡そうとすると
「食わせろ」
「えっ?」
「食わせて」
恭介さん、貴方は子どもですか?
「志織」
「はい」
スプーンにお粥を掬い
「はい」