パステルカラーの恋模様 【鮫っち番外編】
―…

「起立、礼」

「さよ~なら~」



っしゃ!行くか!って、今日いつもより終わるの遅かったな。

だらけた帰りのHRが終わり、俺はさっさと鞄とギターを持って教室を出た。



俺はまっすぐ中庭に向かうんだ。

だから、何を見ても、無視して中庭に直行する!



絶対に美紀を待たせない。

よぉし!






しかし、悪い事には悪い事が重なるものだ。




近道の非常階段を使おうと思って、ドアに手をかけようとした時だった。





「おい、てめぇ、これだけかよ?マジでありえねぇんだけど!」





ん…?
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