パステルカラーの恋模様 【鮫っち番外編】
やっぱ俺、キューピットの才能あるんじゃねっ?

敏腕キューピット鮫島隼人!


ひゃっほう!バンザイ!




俺は中学の時から、啓を可愛がっている。

(って!変な意味じゃねぇから!勘違いすんなよ!)



まぁ実際、中学の時なんか、男でも普通に啓に血迷い気味だった奴もいたくらいだけどな。



今じゃまぁ、軽く筋肉もついて大人の男って感じになってきたが、中学の時なんか、そこらへんの女より普通に可愛かったと思う。




もしかしたら、啓に嫉妬する女子もいたかもしれない。

うん、絶対そうだ。




柚木はなかなか面白い奴だから、きっと啓とうまくやれるだろう。

めでたし、めでたし…といきたい所だけど…





俺の恋はそうもいかない!





「うわ~っ、京ちん、聞いてくれよぉ!俺の話を、俺の話を聞いてくれぇ!」

「うわっ、なっ、何だよ、気持ち悪ぃな!」




急に泣きつかれた京吾は、思い切り引いて、俺をなだめた。



俺が悩んでいる事。

それは、彼女の美紀の事。
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