雨あがりの空に
俺にとって、二人は大切でかけがえないのない存在で…。


ずっとずっと…この先、何事もなく、この幸せが続くと思っていた。





だけど……。



これから起こることが俺の人生を狂わせた。


全てが。

希望の光が消えたかのように。




電話がきたんだ。勤務中に。


都内の大きな病院から。




―翠が倒れた―




時が止まったかと思った。

気付いた時には無我夢中で病院に向かっていた。
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