ヴァンタン
月明かりに照らされて、もう一つの階段に気付かされた。

そっーと近付く。
長テーブルと長椅子があった。
きっと此処で食事をしたのだろう。


その上にはハンモックが垂れ下がっていた。
船員達はきっと此処で食べて寝ていたのだろう。

奥の奥に何かが見えた。
それは樽のようだった。

私はもう一度携帯を手に取った。




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