モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「凍夜に、殺される
気だったんでしょ?
そのあとのことなんて、
別に気にして
なかったくせに、
いまさら何を
言い出すのよ。」

「お前がこんな女だと
わかった以上、
死んでなどいられるかっ!」

もはや、銀の銃弾の
ことなど、頭にはない。

自分の身の危険など、
二の次だ。

ノークスは銃を
突きつける姫乃の
腕をつかみ、
引き倒した。

バランスを崩した
姫乃で反動をつけて、
体を起こし、そのまま
姫乃を押さえつける。

慌てて体勢を立て
直そうとした姫乃は、
間に合わず仰向けに
拘束され、ノークスと
姫乃の上下は逆になった。
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