♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
雷馬の夜に輝く瞳が急にギラギラとしていて、すみれは、なんだか怖くなっていた。



「怖いか?」


すみれの顔を覗き込む雷馬。



「コレも俺だ」


そう言ってから雷馬はすみれからふいに離れる。


「中へ入れ雲が流れる……」
と言って、さっさと屋敷の中へ入っていってしまった。





すみれは雷馬が雲が流れるといった空を眺めた。





さっきまで厚い雲に覆われていた月が風で流れた雲のお陰で徐々に姿を現しつつあった。
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