銀棺の一角獣
「そこに行けば、ティレルの力を完全に戻すことができるということはわかっているの。だけど……」
そこから先に何が待っているのかまではわからなかった。
「アルティナ様……。アルティナ様が同行なさる必要はあるのですか?」
アルティナは今ではこの国の最後の王族だ。彼女に何かあれば、王家の血筋は途絶えてしまう。
「あるの。王家の血を持つ者。それも乙女が彼女に同行する必要が――ね」
フォークレーア神殿で渡された知識は、そこまでしかなかった。アルティナが同行して、何をする必要があるのかまではわからない。
「ですが――」
デインの渋い表情は変わらない。
「お一人で行かれるおつもりですか」
「……ティレルが一緒だもの」
「護衛をおつけになっては? ――十人もいれば大丈夫でしょう」
「必要ないわ」
下手に護衛をつければ目立つことになってしまう。アルティナは、ティレルと二人きりで行くつもりだった。
そこから先に何が待っているのかまではわからなかった。
「アルティナ様……。アルティナ様が同行なさる必要はあるのですか?」
アルティナは今ではこの国の最後の王族だ。彼女に何かあれば、王家の血筋は途絶えてしまう。
「あるの。王家の血を持つ者。それも乙女が彼女に同行する必要が――ね」
フォークレーア神殿で渡された知識は、そこまでしかなかった。アルティナが同行して、何をする必要があるのかまではわからない。
「ですが――」
デインの渋い表情は変わらない。
「お一人で行かれるおつもりですか」
「……ティレルが一緒だもの」
「護衛をおつけになっては? ――十人もいれば大丈夫でしょう」
「必要ないわ」
下手に護衛をつければ目立つことになってしまう。アルティナは、ティレルと二人きりで行くつもりだった。