銀棺の一角獣
やがてキーランはどこかの部屋にたどりついた。従僕が扉を開き、キーランは部屋の中へと入る。
「あの」
柔らかなベッドに下ろされて、アルティナの身体から毛布が取りのけられた。それと同時にアルティナは口を開く。
「お医者様を……? わたし、病気ではありません……よ?」
医師に診せたら、病人ではないのが知られてしまう。怯えるアルティナに、キーランは言った。
「大丈夫。どう見ても君は病人だから……心労ってことになると思うよ」
アルティナ自身は気がついていないが、今はひどくやつれている。もともと華奢な体格だったが、三日間完全に絶食したやせ細ってしまっていて病人にしか見えない。
やがて入ってきた医師はアルティナを丹念に診察すると、キーランの見立て通りに心労という診断をくだした。
しばらくのんびりしていれば、落ち着くだろうと言い残し、眠れる薬を出して下がっていく。
「あの」
柔らかなベッドに下ろされて、アルティナの身体から毛布が取りのけられた。それと同時にアルティナは口を開く。
「お医者様を……? わたし、病気ではありません……よ?」
医師に診せたら、病人ではないのが知られてしまう。怯えるアルティナに、キーランは言った。
「大丈夫。どう見ても君は病人だから……心労ってことになると思うよ」
アルティナ自身は気がついていないが、今はひどくやつれている。もともと華奢な体格だったが、三日間完全に絶食したやせ細ってしまっていて病人にしか見えない。
やがて入ってきた医師はアルティナを丹念に診察すると、キーランの見立て通りに心労という診断をくだした。
しばらくのんびりしていれば、落ち着くだろうと言い残し、眠れる薬を出して下がっていく。