銀棺の一角獣
まだ国元からの連絡はない。早馬を走らせて一週間。それから頼んだ物を集めて戻るのに長ければ数週間かかるだろう。
「アルティナ様に、お客様がいらしているのですが……」
部屋に戻ると困惑した顔で、ケイシーが出迎える。客人とやらを勝手に通すわけにもいかず、しかたなく小部屋を用意してそこに通したのだと彼女は説明した。
「お客様……? たずねてくる人なんて、心当たりないわ」
この国にアルティナの知り合いなんていない。客と言われても見当もつかなくて、アルティナは首をかしげた。
「……神官のようなのですが。我が国の神官ではありません」
ケイシーが小声で付け足す。
「腰のベルトに一角獣が刻まれていました」
アルティナとキーランは顔を見合わせた。この国には一角獣への信仰はないから、ライディーアからやってきた神官ということになる。
「アルティナ様に、お客様がいらしているのですが……」
部屋に戻ると困惑した顔で、ケイシーが出迎える。客人とやらを勝手に通すわけにもいかず、しかたなく小部屋を用意してそこに通したのだと彼女は説明した。
「お客様……? たずねてくる人なんて、心当たりないわ」
この国にアルティナの知り合いなんていない。客と言われても見当もつかなくて、アルティナは首をかしげた。
「……神官のようなのですが。我が国の神官ではありません」
ケイシーが小声で付け足す。
「腰のベルトに一角獣が刻まれていました」
アルティナとキーランは顔を見合わせた。この国には一角獣への信仰はないから、ライディーアからやってきた神官ということになる。