サファイヤアンドロイドの夢
震えながら銃を構えていた男達の内の一人が叫んだ。ギルドは金色に発光を始めた私の身体を見ることが出来ない。


「や、奴の身体が金色に・・・・・・!!」


「いかん!!撃て!!」


ようやくギルドが気がついたが遅かった。
私は飛び交う光線を避け、窓から飛び降りる。
目の前に地面が迫る。
私は思い描く。
あの場所を。
引力に従い落下していく私の身体に空間を裂く衝撃が走る。
私の身体は闇を切り裂き、あの場所へと向かう。
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