パーフェクトティーチャー
「少し歩かないか」


「・・・」


氷室は微笑み、頷くほたるの手を取った。


初デートの場所に選ばれたのは無人の公園だった。


ベンチはお尻が凍るくらい冷たい。


「先生、本当にごめんなさい」


3日ぶりに口から飛び出したのは謝罪の言葉だった。


これでもかと深々と頭を下げる。


冷え切った瞼に温かい涙が滲み出た。


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