Level.0
「なんでだよ‼正しいのは俺なのに。どうして‼」
職務室から見るモニターには、先程の男が喚き叫ぶ姿が映されていた。
そう、彼は意見を聞かれることも、詳しい話を聞くこともなく廃棄室という部屋に連れて行かれた。
ここでは殺人が特殊な毒物で行われ、体内の臓器や血液などが抜かれたあとダストボックスに捨てられる。
そのダストボックスはLevel.5が住む場所へと繋がっている。
それは本当に臭くて気持ちが悪く、生きた心地がしないのだとか。
「君は勘違いをしています。悪いのは貴方です」
「なんだと!?」
キングはマイクを通し、モニターの向こうに話しかけた。