Level.0
「いい気になるなよ。お前の不正なんぞ、すぐ暴いてやる。実はもう証拠の半分は握っている」
それはない。
私は…確かにここに来たのは政府への復讐だし、反乱を企てようともしている。
だって、この間違った日本に異議を唱えた両親は反乱者として容赦なく殺されたのだから。
でも、そんな長年の想いを簡単に壊すようなことはしない。
色々な計画も全て秘密裏に進めている。
勝手に言っておけば?って言おうとしたその瞬間(とき)。
「それは聞き捨てならないですなあ」
気配もなく現れたのは、政府の人間。
名前は知らないが、キングと呼ばれている。
見た目は優しそうなオジサンって感じだけど、本当はもっと若いだとか不老不死だとか色々言われている。
実際、どれか本当かは知らないけど。