Love again
ふあふあしてる感触――暖かい温もりがして、本当に居心地がいい。


目が覚めた時、明里とマサトが心配そうな顔をして立ってた。


「先生!ちひろ、気づいた!よかった……」


明里が、泣きそうな声をしていた。


「お母さんが、もうすぐ迎えにくる。今日は、ゆっくり寝て、また今度デートしよう?」


マサトの言葉に頷いた。


「マサト、ありがとう。あたしを保健室まで運んでくれて、すごく心地よかった……」


「……うん。当たり前だろ?」


それから、10分後くらいにお母さんが来て、私は助手席に乗った。


「……お母さん。」

お母さんの運転する横顔を見たら、泣いたような顔をしていた。


「さっきまで……再放送の泣けるドラマ見てて慌てて来たの。ちひろ、今まで、頭が急に痛くなることあった?」


「ないよ。でも最近、変な映像が見えるの。どっかで見たこと……」


急ブレーキがかかって、ちょっと体がビクンとなった。


「そういうの見ても、思い出そうとしないで。お願い!ちひろは、小さい時に、車に引かれる事故にあって、その時の……」


フラッシュバック…母はそういっていた。
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