蠱惑な、異名。





私はとても幸せでした。


ありがとう。










『あなたが本当に幸せになれますように…。』










短冊の願い事。



ただそれだけを願って。














長い橋の袂に、あの人がやって来るのが見えた。
時間通りがあなたらしい。
店の女性に封筒を手渡し、これを今からこちらに来る人に差上げて欲しいと頼んだ。
それから私は笑顔で大きくあの人に手を振る。
あの人も笑い返して、こちらにゆっくりと向かってくる。
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