不良狼は一途に溺愛中
「美咲さん、柚が驚いてるみたいですし、離してもらってもいいですか?」
「えっ!あっ…ごめんね。興奮しちゃって、つい…」
申し訳なさそうに体を離す美咲さん。
“いえいえ、大丈夫ですから”と微笑む柚の手を握って俺の傍に引き寄せると、彼女の腰に手を回した。
「ちょ、ちょっと蓮!お兄さんや美咲さんが目の前に居るのに…!」
「だから何だよ。誰が見ていようと関係ねぇ。」
オロオロしながら俺と兄貴たちを交互に見る柚にキッパリと言い放った。
周りに誰が居ようと、柚に触れたい時は触れる。
抱き締めたかったら抱き締める。
それだけ俺は柚が好きなんだ。