略奪愛の結末
「俺なんかさ あの逸見の弟なの?
って何回言われてることやらでさ。
俺と比べんなよって言いたくなるよ。」

「篤朗よりいい男なの?」

「顔のことか?俺の方がいいって。」
笑った。

こんなにカッコイイのにまだイケメンなんだったら
ぜひ会ってみたいなって思った。

「今は?」

「国立でて 公務員になった。」

「よくわかんないけどすごいんだ?」

「まあね。俺なんかいろいろ受けてるけど
未だに内定もらえないしね。」

いろいろあるんだな~~~。

「マリは 年が離れてるからまだいいよ。
これでメグさんと年が近かったら けっこう
傷つくこと多かったかもよ。
俺みたいにいじけたりしてさ~~。」

「いじけてんだ?」

「いやいや~~俺は俺だしね。」

「お互いできすぎるきょうだいを持つと
大変だね~。」

「ほんとだな~。」

篤朗が笑う。

篤朗といる時間が私の宝物だった。
言い寄ってくる男子がいても
ガキにしか見えなくて


いつしか篤朗は私の中で 一番目
二番目が 姉になっていた。

篤朗にいつ…この気持ちを伝えよう
そう考えていた。
< 11 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop