略奪愛の結末
心の奥底にしまわれていたメグという
大切な宝物が とうとう光を放ってしまった。

母親にメグの住所を問いただす。


「いや ちょっと電話して挨拶したいんだ。」

「あのね こっちから連絡しても
つながらないですからって言われたのよ。
連絡は一方的なのよ。
電話も非通知だし……。」

「そうなんだ…。いや 
俺もずっと気になってたからさ……ちょっと
知りたくてさ…。」

「マリちゃんには言わないでね。
せっかくの メグちゃんの想いを踏みにじりたくないの。」

「わかってるよ。
マリには言うつもりもないから……。」


母親はまさか 俺とメグの間に何かあるとは
思ってもいない。


マリにわからないようにしてくれるなら

そういうと メグの手がかりになるものを
数点見せてくれた。

メグが・・・・

メグが 近づいてくる
俺の手に・・・・



幸せごっこを演じながら 自分の本当の
幸せを探しはじめていた。


「篤朗……。」

いつものように マリが背中に触れる。

「傷 残っちゃった・・・・。」

メグの爪痕が残る背中に唇を這わせる。

マリがどんな気持ちでその傷痕に唇を這わすのか
それは考えないようにしていた。

そのマリを押し倒して マリが悦ぶように愛撫する。
すべてを忘れるくらいに……。
< 223 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop