略奪愛の結末
幼稚園の年中になった飛勇にサッカーの見込みがあると
幼稚園に教えに来ているコーチに言われてその気になった俺だった。

しばらくサッカーをするということから
遠ざかっていたけど 飛勇が興味を持ち出したことで
公園でボールを蹴ったり 飛勇との関わり方も深くなった。

いつもは マリにべったりの飛勇がサッカーをすることに
関しては俺についてくることが多くなって
ボールを無心に追う飛勇が楽しみになったりしてる。

「飛勇がいない間にできることが
増えて助かるわ。
篤朗がいないと ママキーパやってとか言われて
ほんと大変なんだもの。」

やんちゃになってきた飛勇に手を焼いてるマリ。

「いってらっしゃ~い!!」

マリがバルコニーから洗濯ものをほしながら手を振った。


「いってきま~す!!」

飛勇がぴょんぴょん飛びながら手を振りかえす。

飛勇とかかわっている間は
俺たちは家族だった。


いつものように飛勇と遊んでいると
向こう側から 歓声が聞こえた。

何をしているのかと思って
見に行くと 公園の芝生の上を
ちびっこたちが サッカーをしていた。

それをみている親と思われる人に

「教室ですか?」と聞いた。

「はい 一応サッカー教室なんですけどね。」

飛勇くらいの子供たちが おもちゃのゴールを
目指して それなりにゲームを楽しんでいた。

「パパ 飛勇もやりたいな。」

飛勇が目を輝かせた。
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